※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス
※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ
※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ
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※動画でレクリエーションゲームをチェック!
2025年7月2日
林業の魅力シリーズ第265弾
木と土が守る、山の知恵。土倉(どぐら)工法の魅力
「森の恵みを、森の力で守る」。
かつて山の民は、木と土、竹と藁だけで、
食糧や薪を長期間保存するための貯蔵庫を建てていました。
それが「土倉(どぐら)」と呼ばれる伝統的な建築です。
冷蔵庫も除湿機もなかった時代、
湿気の多い日本でどうやって保存したのか?
その答えは、自然の素材と知恵の融合にありました。
土倉(どぐら)工法とは?
木の骨組みに竹小舞を編み、そこに土壁を塗る伝統工法。
通気性・断熱性・蓄熱性を兼ね備え、米・炭・味噌・干し物などの保存に最適。
材料はすべて山の恵み(杉、竹、藁、土)で完結。化学資材不要。
地域によっては屋根に杮葺き(こけらぶき)や
草葺きを使うなど多様な形式がある。
現代への示唆
土倉の構造は現代のローカル建築やパッシブハウス思想と重なる。
林業地における木材乾燥庫や保管小屋としての再評価も進行中。
SDGsの観点からも注目される「自然素材による循環型の知恵」。
埼玉県のような気候でも、山地での活用可能性が高い技術。
「森の素材をどう活かすか」を考える絶好の教材。
昔の人がどれだけ自然と対話しながら建てていたかに気づける。
ログハウスとの共通点もあるが、
土を使うという発想の違いも面白い。
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ