※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス
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2025年6月24日
林業の魅力シリーズ第259弾
森を守り、尾瀬を創った植物学者:武田久吉
武田久吉(1883–1972)とは?
東京府生まれの植物学者。
東京外語大や伯明翰大などで学び、
京都大・北海道大で教授を務めました。
「尾瀬の父」と呼ばれるほど尾瀬地域の植物群落保全に尽力し、
自然保護の先駆者として活動。
尾瀬国立公園の設立に大きく貢献し、
日本の高山植物や湿地の保護の礎を築きました。
林業・自然環境への貢献
尾瀬の植生調査を通じて、地域の豊かな植物生態系の価値を社会に示し、
保全運動に火をつけました。
高山植物の保護、湿地の価値を広く伝えることで、
国立公園制度の普及に影響を与えました。
その姿勢は、林業における“資源利用と保全の融合”という、
今なお重要な視点を示しています。
林業技術者育成研修との親和性
現場での自然環境観察と記録技術の教育に活かせます。
植物群落の見方や意義の伝え方は研修に最適。
林業では未だ手が回りにくい高山・湿地のエコロジーに対する
理解を深める導入教材として有効です。
工学や機械技術だけでなく、自然の価値を尊重する心と
保全の視点を育む教育に取り入れられます。
武田久吉さんは、単なる植物学者にとどまらず、
「自然を守るために何をすべきか」を自問し、
尾瀬という日本の宝を次世代につなぐ礎を築いた先人です。
林業を担う私たちにとっても、
自然観察の眼差しと保全の責任感を育む上で、
学ぶ価値のある人物といえるでしょう。
※令和7年度埼玉県林業技術者育成研修オンライン説明会(25/06/09)
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ