2022年6月12日
ログハウスをつくっていますっ!
本日はノッチ(組み合わせ部分)に関係したお話です。
ぴったりと合っているのに上の方に穴があります。
このすき間(穴)はなんですか?
よく見学に来た方にきかれます。
これは「レリーフオープニング(relief opening)」と言って
直訳すると「安心のすき間」というのでしょうか。
これにはすごい秘密が隠されています。
ログハウスの基本の「ラウンドノッチ」は、
ログがシュリンク(乾燥収縮)するとノッチにかかる荷重が減少するので、
ログ壁の構造的な剛性が落ち、
ノッチ形状がログのねじれを許容する構造となっていて
ノッチ部分にすき間が発生します。
これを解消するためにできたのがサドルノッチでログの収縮に対応できるように考えられ、
ノッチにかかる荷重はログが経年変化してもあまり減少することはありません、
まだサドルがクサビ状になっているので、ログのねじれに対しても強いです。
このサドルノッチをさらに強くしたので「フォーポイントサドルノッチ」です。
ラウンドノッチもサドルノッチもログの荷重が真上にかかりますから
サイドの部分にすき間が生じます。
そこで「フォーポイントサドルノッチ」は上からの荷重を一切なくして
サドル部分だけに荷重をかけるようにしました。
この結果ログのねじれを抑えすき間をなくすようにしています。
こんな説明ではとうていわかるわけではないので
興味のある方は火を囲んでログ談義でもいたしましょう(^^♪
御気軽にご連絡ください。
壁の段数は8段フィニッシュですからもう少しです。
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