2025年6月22日
気づけば、ログハウス講座もいよいよ第50回を迎えました。
この講座を通して、私たちは「木の家」の魅力だけでなく、
その奥にある哲学や手仕事の面白さ、自然との向き合い方を
学んできました。
ログハウスは単なる建築物ではありません。
手で刻み、組み、育てる「生きた住まい」であり、
時には失敗から学び、木に教えられることさえあります。
今回は節目の記念として、これまでの内容をぎゅっと凝縮し、
「ログハウスの魅力10選」としてお届けします。
これからログハウスに関心を持ち始めた方も、
これまで記事を追いかけてきてくださった方も、
あらためてログハウスの「いいところ」を
再確認していただけたら嬉しいです。
🔸1. 木の温もりに包まれる暮らし
ログ材そのものが断熱材。冬はあたたかく、夏はひんやり。
四季に寄り添う暮らしができます。
🔸2. 地震に強い
積み上げたログが互いに押し合い、揺れを吸収。
見た目以上にタフな構造。
🔸3. 木の香りに癒される
ログハウスの中に入ると、ヒノキやスギの香りに包まれる。
ストレス軽減や安眠効果も。
🔸4. DIYで育てる住まい
塗装、補修、メンテナンス…。
ログハウスは「住んでからが本番」です。
🔸5. 自然との共生を実感
風、光、雨音…すべてが暮らしの一部になるのがログハウス。
🔸6. 長寿命
100年以上持つ構造。
手を入れて育てていくことで、家族と共に成長します。
🔸7. 世界とつながる文化
ロシア、北欧、アメリカ、日本。
ログハウスには世界共通の文化があります。
🔸8. チェーンソーで刻む技術の魅力
ノッチ、スクライビング…。
削って組むログづくりは、唯一無二の職人技。
🔸9. クラックも味わい
「木は生きている」証拠。
パーンという音と共に生まれる亀裂も、愛着の一部に。
🔸10. 家ではなく、生き物としてのログ
木と共に呼吸し、変化し、馴染んでいく。
ログハウスは「育てる住まい」です。
50回の歩みのなかで、読者の皆さまから寄せられた声や感想に、
私たち自身が励まされてきました。
「ログハウスは自然と向き合う暮らし」「木と会話する建築」
それを伝えたいという思いは、これからも変わりません。
次回からは再び「仕上げ工事編」に戻り、
より実践的なログハウスづくりの知識を深掘りしていきます。
ログハウスの未来は、まだまだ面白くなるはずです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。