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ログハウス講座

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ログハウス講座 vol.48:照明計画とログハウスのあかり設計

2025年6月15日

照明計画とあかり設計の工夫

 

 

 

ログハウスにおける照明計画は、

 

単なる明るさの確保にとどまらず、

 

「木の空間」と「自然のリズム」を

 

大切にする独特の設計が求められます。

 

 

吹き抜けや勾配天井、太い梁など、

 

ログハウスならではの構造を活かしながら、

 

快適で居心地の良い“あかり”の設計を考えていきましょう。

 

 

 

 

 

 

ログハウスの照明計画で大切なこと

 

ログハウスでは以下のような特徴があります:

吹き抜けが多く、天井が高い

壁や天井が木材のため光の反射率が低い

梁や丸太が視線を遮ることもある

電気配線を壁に露出させたくない

 

このような特徴から、「明るさ」よりも

「雰囲気」や「陰影」を活かす照明設計が重要になります。

 

 

 

 1. 居間・吹き抜けのあかり:上下のバランスがポイント

 

吹き抜けのあるリビングでは、天井照明(シーリングライト)だけでは

不十分なことが多いです。

 

光が高すぎて手元まで届かないため、

「天井からの照明」+「壁や床に近い照明」の組み合わせが基本です。

 

吹き抜けの梁にスポットライトやダウンライトを設置

ソファ横にはスタンドライトでやわらかい光をプラス

夜間は間接照明でリラックスできる空間に

 

 

 

2. 寝室や個室:木のぬくもりを引き立てる照明

 

ログの壁は光を吸収しやすいため、直接照明ではなく、

木肌を照らす間接照明を取り入れることで、

空間が一気に落ち着いた雰囲気になります。

 

ベッドのヘッドボード裏にLED間接照明

天井は照らさず、壁面に光を広げる工夫

調光機能付きの照明でシーンに応じて明るさ調整

 

 

 

3. 配線の工夫:ログハウスならではの計画性

 

ログハウスは壁の中に配線を通せないため、

建築前の段階での「照明計画」が非常に重要です。

 

丸太にスリーブ(穴)を開けて配線ルートを確保

コンセントやスイッチはログ材に掘り込みを入れてカバーで美しく隠す

完成後の変更は困難なため、使用シーンを具体的に想定することが大切

 

 

 

木の空間に似合う照明デザイン

 

ログハウスでは、木の素材感を活かした照明器具を選ぶことで、

空間との一体感が生まれます。

 

アイアンや真鍮を使ったペンダントライト

手作り風の木製ランプシェード

薪ストーブの明かりと調和する暖色系の光

 

 

 

あかりは暮らしの質を左右する

 

ログハウスの照明計画は、住まいの雰囲気を大きく左右します。

明るさだけではなく、「どこで、誰と、どのように過ごすか」を

イメージしながら、あかりの設計を行うことがポイントです。

 

木に囲まれた暮らしだからこそ、

やさしい灯りが何よりも心を癒す存在になるのです。

 

 

 

 

https://youtu.be/IAcN2RzH30A?si=bfPNR7-0EfzQuwq9

 

 

 

 

 

 

※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。

 ぜひご覧ください。


https://youtu.be/Lg37ja7FnBk

カテゴリ:ログハウス講座
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