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ログハウス講座 番外編その6 ログハウスデザインの美学-自然と共生する造形美

2025年5月5日

ログハウスデザインの美学-自然と共生する造形美

 

 

物語は森の静寂から始まる

 

深い森にたたずむ一軒のログハウス。

 

目に映るのは、時を重ねた木肌と自然に溶け込むシルエット。

 

 

ログハウスは単なる「家」ではない。

 

それは自然と人間をつなぐデザインの結晶です。

 

 

本日の番外編は、この「デザイン」という視点から、

 

ログハウスの奥深さをひも解いていきましょう。

 

 

 

 

 

 

【1】自然素材がもたらす美しさ

 

ログハウスのデザインは、まず素材そのものの美しさに支えられています。

 

年輪が刻む木目

樹皮が残るラフな表情

経年変化による色の深まり

 

これらは人工的な住宅では決して表現できない、

時の芸術そのものです。

 

ログビルダーたちは、その木の個性を活かし、

ログの選び方・組み方・カットの仕方で表情を作り上げます。

 

 

 

【2】構造がデザインを生む-ノッチとアーチ

 

ログハウスは構造がそのままデザインになる建築です。

 

ノッチの形状(ラウンド、サドル、フォーポイントなど)は、

強度だけでなく見た目の印象を左右します。

 

アーチカットやイーグルアーチなどの意匠は、

ログエンドに優雅なリズムを与え、

ファサードに彩りを添えます。

 

 

つまり、機能美=デザインという、

非常に合理的で美しい建物なのです。

 

 

 

【3】調和する屋根と開口部

 

ルーフシステムとオープニングも、

ログハウスデザインの重要な要素です。

 

ゲーブルエンドやトラス組みは、

屋根の形状で外観に大きな変化をもたらします。

 

窓やドアの開口部は、木組みと融合し、

居住空間にやわらかな光を導きます。

 

自然光・風・景色を室内に取り込むことで、

自然と共生する建築が実現します。

 

 

 

【4】デザインは住まい手と共に育つ

 

ログハウスは住み始めた瞬間が完成ではありません。

 

時を経るごとに色合いが変わり

小さなキズやメンテナンス跡が歴史を刻み

家族や住まい手の思い出が宿る

 

こうして、家そのものが人生の一部としてデザインされていくのです。

 

 

 

まとめ:ログハウスは自然が生み出した究極のデザイン

 

ログハウスの美しさは、自然と人間の共同作業から生まれます。

 

木という素材を最大限に活かし、無駄を削ぎ落としたそのデザインは、

今も多くの人々を魅了し続けています。

 

次回【番外編その7】では、

いよいよこの「ログ文化」が未来へ

どう受け継がれていくのかに迫ります。

どうぞお楽しみに!

 

 

 

https://youtu.be/IAcN2RzH30A?si=bfPNR7-0EfzQuwq9

 

 

 

 

 

 

※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。

 ぜひご覧ください。


https://youtu.be/Lg37ja7FnBk

カテゴリ:ログハウス講座
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