コンテンツ本文へスキップ
プリローダーイメージ
スマートフォンサイトはこちら

ログハウス講座

コンテンツタイトル下地
  • カテゴリー

  • アーカイブ

ログハウス講座 vol.47:電気配線の工夫と美しい仕上がり

2025年6月14日

電気配線の工夫と美しい仕上がり

 

-見せない工夫が、暮らしを美しくする。

 

 

ログハウスにおける電気配線は、単なる機能ではなく

 

「美意識」の問題でもあります。

 

 

天然木の風合いを生かしたログウォールに、

 

電線やスイッチボックスが露出していたら、

 

その魅力が一気に損なわれてしまいます。

 

 

そこで重要になるのが、

 

「配線計画は建てる前から勝負が決まる」ということ。

 

 

ログハウスの電気配線は、仮組みの段階で丸太内部に

 

配線ルートを仕込むという技術によって、

 

美しさと機能性の両立が実現されるのです。

 

 

 

 

 

 

美しさの裏にある技術:ログに通した1本の穴

 

ログ壁を構成する1本1本の丸太には、あらかじめ電線用のルートを仕込む

「貫通穴」が設けられています。

 

しかもただの丸穴ではありません。

スイッチやコンセントの収まりを美しく見せるため、

四角く「掘り込み加工」したうえで、

配線ボックスがぴったり納まる設計になっています。

 

これは完成してからでは絶対にできない工程。

 

建前の前に、仮組みの段階で“見えない仕込み”を

徹底して行うのがログハウスビルダーのこだわりです。

 

 

 

スイッチ・コンセントも「魅せる」デザインに

 

スイッチ類にも木製プレートやスリムなデザインを採用することで、

無垢材の壁との調和を図る工夫も広がっています。

 

また、最近では「横型4口」のような機能性と美しさを兼ね備えた器具も

登場しており、設計の自由度も高くなってきました。

 

 

 

完成後にできないこと、今だからこそ

 

ログハウスは壁を解体して配線を通すことが難しく、

「今しかできない配線の仕込み」が極めて重要。

そのために、電気配線の図面は設計段階から

完全に描き込まれているのが当たり前です。

 

実際の施工では:

ログの仮組み段階で電線ルートの穴をあける

コンセント位置を実生活に合わせて調整

スイッチの高さや操作性を検討

…といった手間を惜しみません。

 

 

 

仕上がりの美しさは、見えない工夫から生まれる

 

ログハウスにおいて電気配線は「最後に取り付けるもの」ではなく、

「最初に設計するもの」です。

完成時に配線が見えないのは、美意識だけでなく計算と技術の結晶。

 

「ここにこんな穴が…」と見た目ではわからないところこそ、

ログビルダーの腕の見せどころなのです。

 

 

 

https://youtu.be/IAcN2RzH30A?si=bfPNR7-0EfzQuwq9

 

 

 

 

 

 

※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。

 ぜひご覧ください。


https://youtu.be/Lg37ja7FnBk

カテゴリ:ログハウス講座
コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る
コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る