2025年5月6日
未来へ続くログ文化-森と人をつなぐ新しい物語
風が緩やかに森を抜け、陽の光が丸太の壁を柔らかく照らす。
今日もログハウスは、静かに、しかし確かにそこに佇んでいる。
ログハウス-それは単なる「住まい」ではなく、
人と自然を結ぶ「文化」そのものだ。
この番外編の特別企画を締めくくるにあたり、
私たちはログハウスの未来について考えずにはいられない。
◆ 時代を超えるログの魅力
ログハウスは、時代が移り変わっても人を惹きつけ続けてきた。
北欧の厳しい寒さの中で生まれた知恵。
開拓者たちが新天地で家族を守るために刻んだ丸太。
日本では校倉造りや山小屋文化の中にその精神が息づいてきた。
「自然と共に暮らす」-この普遍的なテーマこそが、
ログ文化を今日まで導いてきた原動力だ。
◆ 変わる時代、変わらない価値
近年、SDGsや脱炭素社会の流れの中で木の建築が再評価されている。
ログハウスはその最前線に立つ存在だ。
再生可能な資源である木を使うこと
製造時のCO2排出が少ないこと
高い断熱性による省エネ効果
これらは、未来の住宅として求められる条件と見事に合致している。
また、プレカットやモダンデザインとの融合によって、
ログハウスはかつてないほど自由で多様なスタイルを手に入れた。
◆ 未来のログビルダーへ
このブログを通して、たくさんの人がログハウスの魅力と奥深さに触れてくれた。
そして、今日この記事を読んでいるあなたもまた、未来のログ文化を担う次の世代だ。
森と人が共に生きる未来のために-
ログハウスは「懐かしさ」と「新しさ」を兼ね備えた住まいとして、
これからも進化を続けるだろう。
私たちもまた、この文化を絶やさぬよう、
これからも伝え、作り続けていきたい。
◆ 4日間特別企画、完結
この特別連載も、いよいよ完結。
番外編その4〜7にわたり、ログハウスを多面的に掘り下げてきた。
これからは「仕上げ工事編」に入り、
さらに実践的な内容をお届けしていきますので、
引き続きどうぞお楽しみに!
ログとともに歩む暮らしの旅は、まだまだ続きます。
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。