2025年2月8日
ログ壁の積み方を学ぶ
このログハウス講座は、
ログハウスの知識からログワークまでを
ひとつのテキストとして毎週末に投稿しています。
本日はログワーク編の第1回目として、
「ログ壁の積み方」について解説します。
豪快!華麗!
ログハウスづくりでのメインイベントは、なんと言ってもログワークです。
2サイクル独特のエンジン音を響かせ、ログ材を刻んでいく作業。
その瞬間に感じる充実感と忘れていた感動は、
まさにハンドメイドログハウスを建てるログビルダーにとって
憧れそのものです。
これから解説するログ壁の積み方は、
そのログワークの基本中の基本です。
ぜひ楽しみながら学んでみてください。
ログ壁の積み方とは
ログハウスは、丸太を横に積み重ねて壁(ウォール)を作り上げる構造です。
この基礎的な作業は単純に見えますが、実は強度や断熱性能、
美観に大きく影響するため、技術と知識が求められます。
ログの積み方の基本
・ログ材は交互に元口と末口を積み、全体が平衡を保つようにします。
・両端の接合部(ノッチ)がしっかりと組まれることで、全体の安定性が高まります。
・ログ壁の一段目を「1ラウンド」、奇数段を「行き」、偶数段を「帰り」と呼び、
交互に積んでいくことがポイントです。
積み方の専門用語
・元口(バット): 丸太の太い方
・末口(トップ): 丸太の細い方
・ノッチ: ログ材の接合部に施される切り込み部分
積み方のポイント
1.均一な太さのログ材を使用すること
ログの直径がバラバラだと、全体の見栄えや強度が損なわれます。
2.水平を保つ
ログ壁は偶数段で水平をしっかり確保することで、
積み上げた壁が歪まず、強度が高まります。
3.ノッチの精度
ノッチの形状と接合の精度がログ壁の安定性に直結します。
きちんと測定し、カットラインを正確に守ることが重要です。
ログ壁の積み方は、ログハウスづくりの基礎であり、
完成度を左右する重要な工程です。
実際のログハウス講座では、図解入りのテキストを使用して、
さらに詳しくわかりやすく解説しています。
技術的なポイントを押さえながら、
楽しんでログワークを進めていきましょう。
当社ではログワークの指導も行っておりますので、
ぜひお問い合わせください。
次回のログハウス講座もお楽しみに!
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。