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ログハウス講座 vol.52:外装塗装の基本と自然素材を守る技術

2025年6月29日

ログハウス講座 vol.52

 

外装塗装と塗料の選び方-木と長くつきあうために

 

 

 

ログハウスは、「呼吸する木」によってつくられる特別な住まい。

 

その美しさと機能を長く保つために、

 

外装塗装は欠かせない仕上げ工事の一つです。

 

 

今回は、私たちFOREST COLLEGEが実際の施工で

 

採用している塗料とその理由についてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

外は「守る」塗膜タイプ──シッケンズの信頼

 

ログハウスといえば「シッケンズ」と言われるほど、

外装塗料として世界的に愛用されているのがこのオイルステイン系塗料。

 

私たちも外装塗装にはシッケンズを第一選択としています。

 

シッケンズは、アルキド樹脂を主成分とする半造膜タイプの塗料。

完全に木を覆うようなペンキとは異なり、

木目を活かしつつ、紫外線や雨風からしっかりとログ材を保護します。

 

表面に適度な膜を形成することで、

木材の割れを防ぐ

着色によって外観の経年劣化を防ぐ

長期間の耐候性を維持

といった効果が期待できます。

 

これは私がカナダのログビルディングスクールで学んでいた頃から

定番の仕様であり、北米でも広く採用されてきた信頼の塗料です。

 

 

 

内装は「活かす」浸透タイプ-パインツリーオイル

 

室内は自然素材の魅力をそのまま感じたい。

 

そこで当社が選ぶのが、松脂を原料とする「パインツリーオイル」です。

 

化学物質を一切含まず、揮発成分も低刺激

木の導管に浸透し、木の風合いを引き立てる

透明でも木目をくっきり際立たせ、立体感を出す

 

という特徴をもち、暮らす人の心と身体に優しい塗料として

長年親しまれています。

 

 

当社の塗装スタイル=外は守る、内は活かす

 

このように、FOREST COLLEGEでは:

外装:木を守る「シッケンズ」

内装:木と暮らす「パインツリーオイル」

という外と内の役割に合わせた最適な塗料選びをしています。

 

これは単なる塗装ではなく、

木と人が永くつきあうための知恵の結晶。

 

自然素材に寄り添いながら、

心地よいログライフを実現するための大切な仕上げ工事なのです。

 

 

 

ログハウスにふさわしい塗料とは、

 

木の特性に合わせ、使い方と環境に最適な選択をすること。

 

 

「守るべき場所には塗膜でしっかりと、

 

感じたい空間には浸透性でやさしく」

 

そんな考え方こそが、ログハウスを“育てて”いく第一歩です。

 

 

 

https://youtu.be/IAcN2RzH30A?si=bfPNR7-0EfzQuwq9

 

 

 

 

 

 

※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。

 ぜひご覧ください。


https://youtu.be/Lg37ja7FnBk

カテゴリ:ログハウス講座
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